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執筆者の写真鈴木誠一郎

「人が変わる」ためのプロセスってあるの?

人が「変わる」と言いますが一体どのように変わっていくのでしょうか? どんなキッカケが必要になるのでしょうか? また、プロセスがあるのでしょうか? そんな時にいつも思い出すのが、あの有名な「マザー・テレサの言葉」です。

1.「思考を変えれば、言葉が変わる」 2.「言葉が変われば、行動が変わる」 3.「行動が変われば、習慣が変わる」 4.「習慣が変われば、性格が変わる」 5.「性格が変われば、運命が変わる」


出発点として、まず「思考」が重要だということですね。でも、私が初めてこの言葉に出会った時に思ったことがありました。それは、いきなり「思考が変われば」といわれても、少々ハードルが高いなと感じたのです。

そこで、マザー・テレサが言っているこの「思考」が変わる「前の段階」とは、一体何が来るのだろうかと思いました。この場合の「思考」というのは「新しい考え方」ということだと思います。ではこの「新しい考え方」を取り入れるには、一体何が必要なのでしょうか?

それは「知識」だと思いました。「新しい知識」を得るということが、「新しい考え方」を生む源泉になるのだと思いました。私も本を読んだり、人の話を聞いたりして新しい情報に接し、知らなかった知識を得ることができると一瞬視界が広がったような気がするものです。

でも、この「新しい知識」を得るということも日常の中では、やはりハードルが少し高いなと思います。では「新しい知識」の前に来るものは一体何でしょうか?


それは物事に対する「興味」だと思います。そもそも何かに興味を持つことが無ければ、それに関する情報も入ってこないでしょう。私自身もそうですが、毎日が同じ生活習慣の繰り返しでは新しい知識に接していく機会が薄くなりがちです。そのほうが楽ですし人は楽な方へ流れます。そのような中でも「新しい知識」を積極的に取りにいくという姿勢が大切になってくるのだろうと思います。それには周囲の事象に対して「興味」を持つことが出発点になるのだと思います。

では、「興味」を持つには一体どうすればいいのでしょうか? 心理学で言われているのは、私たちは普段、自分の興味のあることしか見えていないのだそうです。興味のあることだけを見ているのだそうです。視界のなかのものを選んで見ているのだそうです。だとすれば、元々興味の無い情報に接したとしても記憶に残らないどころか、接したことすら覚えていないことになります。運よく新しい情報に接したとしても「興味」が無ければ、自分に必要な「新しい知識」として頭に保存されないでしょう。

加えて「自分は既にたくさんの情報や知識に接して吸収しているから全て知っている」と本人が思っていると、周囲のことに興味を持つこと自体が少なくなってしまいます。つまり、興味を持たない人はずっと持たないままになってしまうということです。物事を分からない人はずっとわからないままということです。こう考えると、物事に「興味を持つ」ということは意外に簡単ではないなと思います。先入観や偏見を持っているとなおさらですね。


とはいえ、まずは物事に「興味」を持つということが、マザー・テレサの言う、最初の「思考が変わる」ということにつながるのだなと思った次第です。


「興味を持つ」ことが「新しい知識」を持つことにつながり、それが「新しい考え方」つまり「新しい思考」を持つことにつながり、そして「思考が変わる」になるのだなと思います。やっとつながりました・・。

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