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今、ミドルやシニアに求められている真剣な「学び直し」とは 1

執筆者の写真: 鈴木誠一郎鈴木誠一郎

更新日:2022年1月16日

ビジネスパーソンが、仮に22歳で学校を出たとして、65歳の定年まで働くとすると約43年間も働くことになります。定年が70歳だとすれば約50年にもなります。もっとも生涯現役を目指すならば動けなくなるまでということになるでしょう。

一方で、企業の寿命説は約30年とも約24年とも言われるようになった今日、自らの職業人生を最初から最後まで1つの企業で全うするということはそもそもむずかしいということになってきます。すると、どこかの時点で2つ目の会社に転職ということが現実味を帯びてくることになります。

重要だと思うのは、その転職する際に、1つめの会社が立ちいかなくなったから仕方なく2社目を探しているというのではなく、自分のキャリアを磨くために行うことができれば理想的であると思います。

そして、それを現実に可能にするためには、転職までになんらかの独自の「武器」を持っていると強いアピールができるようになると思います。将来するかもしれないその時に活用できる「武器」を持つにはどうすれば良いのでしょうか?

それはミドルやシニアになってからだこそ、「学び直し」が必要になっているのだと思います。ご自分の今後の方向性に合った「学び直し」が求められていると思います。

この「学び直し」によって、ミドルやシニアが自分独自の「武器」を手に入れるときのポイントとしては次の2点があると思います。

1.社外でも通用する武器を手に入れる

2,専門性という武器を手に入れること

上記の2つのポイントから「武器」を考えると、まず考えられるのは「資格」だと思います。その場合、自分がこれまで経てきたキャリアや職種と相性の良さそうな専門性や資格を選んだ方が享受できるメリットが大きいと思います。モチベーションも湧くはずです。

ではどんな「資格」があるのかを見ていきましょう。

例えば、IT系のビジネスパーソンならば、難易度が低い資格から、国家資格では「ITパスポート」です。合格率は約50%(2018年度データ)と言われています。

次に「基本情報技術者」、合格率は約25%です。「応用情報技術者」になると合格率は約23%です。


さらにITスペシャリストの資格としては、「ITストラテジスト」合格率は約14%、「システム監査技術者」は合格率14%、「プロジェクトマネージャー」は約13%、「システムアーキテクト」では約13%という合格率です。(いずれも2018年度データ)

次に経営・財務・会計ジャンルでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定」は合格率約77%、中小企業診断士は約24%、税理士は約15%、公認会計士は約11%です。(同上)


法律ジャンルでは、不動産系では「宅地建物取引士」は約15%、「マンション管理士」は約8%、「不動産鑑定士」は約32%です。


総務系では、「衛生管理者」が約44%、「行政書士」が約12%、「社会保険労務士」が約6%、「司法書士」が約4%という状況です。(同上)

知的財産系では、「知的財産管理技能検定」が約60%、「弁理士」が約7%です。

福祉系では、「介護福祉士」が約73%、「精神保健福祉士」が約62%、「福祉住環境コーディネーター」が約28%、「介護支援専門員(ケアマネージャー)」が約10%という状況です。(同上)


2に続く

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