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  • 執筆者の写真鈴木誠一郎

今、ミドルやシニアに求められている真剣な「学び直し」とは 2

更新日:2022年1月16日

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また、60代以降になっても仕事を継続していくためには、次のような「視点」が大切であると思います。

1.年齢を考慮して体力的にきつくない職種

2.これまで培った経験や知識やスキルが使える職種

3.外国人労働者や技術の進化に簡単には脅かされないような職種

4.今後マーケットの伸長が期待できる職種

5.個人顧客を対象としている職種

ちなみに、上記のような「視点」を取り入れたデータがあります。

「60代からでも食える仕事 VS 食えない仕事」(出所:My News Japan)というデータで下記のような職種となります。

【死ぬまで仕事がある最強職種】

医師、歯科医、弁護士、コンサルタント、SE、データサイエンティスト、百貨店外商、特化したマーケター

【年齢に関係なく働ける安定職種】

司法書士、税理士、行政書士、社労士、美容師、理容師、プログラマー、研究者、建築家、デザイナー、中小企業診断士

そしてさらに、これらの資格を取得した後、将来的に独立を視野に入れている場合には、資格に関係する「実務」をなるべく多く、会社にいるうちに経験するように心掛けた方があとあと有利に運びます。

つまり、念願かなって独立した際に、「自己紹介用スクリプト」として活用するのです。

例えば、「これまで企業で情報管理部に20年間在籍し、あらゆるIT系の業務を一通りこなして参りました。このほど専門的な資格も取得いたしましたことから御社のさまざまなITに関する課題解決のお手伝いができると思います」と積極的に「実務」と「資格」を十分に兼ね備えているということを強くアピールするのです。

このようにお伝えすれば、契約を目指す企業様に安心感と信頼性を感じていただけるものと思います。

そして、「学び直し」は資格取得だけではありません。現在は例えば、各大学の社会人大学院や民間スクールやコンサルタント養成講座、自治体の生涯学習講座、各種セミナーなど非常に多様多彩に揃っています。たった1日の講座やセミナーに参加したことが、その人にとって、その後の職業生活における大きな「転機」になることもあります。

企業の中で年齢を重ねていくうちに、実務は部下に任せて判断業務のみで過ごしていると自らのトータルパフォーマンスが下がっていく可能性も考えられるものです。しだいに現場が見えなくなってしまうこともあるかと思います。気がつくと、会社からみれば、自分は「コスト」として見えているということにでもなれば大変なことです。


会社としても、自らモチベーションを持って新しい知識やスキルの獲得に精を出している社員のほうが長く居てもらいたいと考えるのではないでしょうか。ミドルやシニアになってから積極的に学んでおられる方というのは、傍から見ていても考え方が大変ポジティブであり発想も新鮮です。また更に成長していきたいという強い向上心をお持ちのビジネスパーソンばかりです。


昔から「知るは楽しみ」とも言われています。ここはひとつ、今後の職業人生をさらに充実させていくため、またいつまでも現役で過ごしていくことができるように、ご自分に合った

「学び直し」を考えてみるというのはいかがですか。


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