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執筆者の写真鈴木誠一郎

自動車業界は「100年に一度の変化」をどのように乗り越えようとしているのか? (自動車整備分野編) 1


これまで「クルマ編」及び「自動車ディーラー編」について私見を述べて参りましたが、今回は「自動車整備分野編」です。

今回の「100年に一度の変化」においては、自動車の整備業界においても極めて大きな変化とその対応を余儀なくされていくものと思います。

まず、自動車整備業界は現時点で、今後を見据えた場合、どんな「課題」を認識しているのでしょうか。ざっくりとキーワードを列挙すると次のようになるとと思います。

<キーワード>

人口減少、少子化、お客さま高齢化、保有台数減少、高度電子技術化、高度電子技術知識の習得、自動車整備専門学校への入学希望者減少、サービスメカニック希望者減少、OBD車検制度導入、整備業者の後継者問題 

これらのキーワードをわかりやすくすると次のようなことが言えると思います。

人口減少や少子化は言うまでもないと思います。「お客さま高齢化」とは言いかえると次のような表現になります。



■クルマ所有者自身の高齢化に伴うお客さま数の減少

今後、後期高齢者層になっていくにしたがって、自ら運転免許証を返納するユーザーが増えていくものと思われます。さらに自動運転やシェアリングサービスが増えていくことでも、そのことを後押ししていくでしょう。

現在は、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者に突入し始めた段階ですので、今後「団塊の世代」が免許書を返納してクルマを持たなくなる、あるいは新車を購入しなくなっていくことにつながっていくでしょう。これは今後、自動車ディーラーや整備業者にとっては深刻な問題になっていきます。


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